宝くじ詐欺で400万円被害にあった話

宝くじの詐欺・失敗談

あなたは、「宝くじの当選金を受け取って下さい」といった内容のメールや郵便物を受け取った経験はありますか?

 

「コロナ禍で増える詐欺の手口を公開します」でまとめたように、ギャンブル詐欺の一種として、宝くじが詐欺業者に悪用されるケースは後を絶ちません。

  • 宝くじの当選金を受け取って下さい
  • 宝くじの当選番号を事前に教えます

こうした謳い文句には注意する必要があります。

今回は参考事例を一つ取り上げて、具体的な詐欺のポイントを見ていきたいと思います。

 

宝くじ詐欺事件の概要

はじまりは1通の書類から

約7年前のこと。

北海道に住む80代の女性の元に、「海外の宝くじの賞金を受け取る手続き」に関する書類が突然届きました。

担当役員を名乗る人物から、賞金の財務書類に関する最終通知というタイトルで、

「あなたは宝くじで4億円当選しました。」「賞金を受け取るには手数料が必要です。」

と書かれていたそうです。

 

手数料を支払う

記されていた手数料はわずか数千円。

女性は支払ってしまいました。

それを機に、賞金の受け取りには数千円の手数料がかかるという同様の書類が何通も届き、女性は毎週のように郵送で支払い続けました。

気が付けば、被害総額は約7年間で約400万円にまで膨れ上がってしまいました。

 

知人の相談で発覚

2022年1月、女性から事情を聞いた人物が警察に相談したことで今回の事件が発覚しました。

その人の相談がなければ、被害はさらに拡大していたでしょう。

警察の調べで、複数の別の会社からも同様の手口で書類が届いたことが分かりました。

 

 

詐欺のポイント4つ

購入してない宝くじが当たるはずがない

冒頭で触れたように、

  • 宝くじの当選金を受け取って下さい
  • 宝くじの当選番号を事前に教えます

といった身に覚えのない謳い文句は十中八九詐欺であるといってよいでしょう。

 

ターゲットは年配者

買ってもない海外の宝くじが当選したなんて書類が知らない会社から届けば、すぐに破棄するのが基本でしょう。

しかし年配者は、自分が騙されてるのかそうでないのかの正当な判断が出来ない場合があります。

女性が約7年間も支払いを続けてしまったのは、本当に賞金が受け取れると信じていたからですよね。

また、インターネットの利用に慣れてない年配者は多いので、悪徳会社について自分で調べることが出来ません

さらに、最近は年配者の独居も増えているので、家族に相談することが出来ず、被害を大きくしてしまいます。

 

あえて高額請求しない

仮に手数料が数千円ではなく、例えば50万円だったとしたらどうでしょうか。

その時点で怪しいと判断することが出来たかもしれません。

もしくは、1回で50万円支払える収入や貯金がなければ被害に合わずに済んだでしょう。

4億円の賞金と数千円の手数料を比較すると、手数料がわずかな金額に思えてつい支払ってしまうのです。

そもそも、手数料がかかるなら賞金から差し引いてから振り込んでほしいです…。

 

郵送でのやりとり

今回の事件では、当選の案内も手数料の支払いも郵送で行っていました。

当選案内を郵送にすることで、ターゲットである年配者が開封する確率が高くなります

年配者はスマートフォンやパソコンの操作が苦手な人が若い世代より圧倒的に多いので、メールより郵送の方が効果的なんです。

そして、支払いを郵送に指定することで、支払い履歴が特定されにくくなります

女性からすれば「いつ・どこに・いくら」支払ったかをすべて思い出すことは不可能です。

これが悪徳会社の狙いです。

現金振込であれば、すべての取引を照会することが出来ますからね。

 

宝くじ=詐欺ばかり?

以上のポイントを抑えて、絶対に宝くじ詐欺に合わないように心がけましょう。

 

かといって、「宝くじ=詐欺ばかり」と一括りにしてしまうと、宝くじに対して怖いイメージが染みついてしまい、当選を狙ったり純粋に宝くじ楽しむことが難しくなってしまいます。

 

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